大なるものと小なるもの

 会社帰りに、スーパーでニンジンを買ってくるよう連絡があったので、スーパーに寄ったところ、野菜売り場には、大きなニンジン1本のばら売りと、小さなニンジン複数本が袋に入った袋売りが並んでいた。

 重さはトントン、値段はばら売りのほうが安かった。ということで、コスパ(単純にグラム当たりの値段)を優先してばら売りのニンジンを買って帰ったところ、「何故袋売りを買ってこなかったのか」と問われてしまった。

 

 次の日、サツマイモを買ってくるよう連絡があったので、スーパーに寄ったところ、野菜売り場には、ニンジンと同じく大きなサツマイモ1本のばら売りと、小さなサツマイモ複数本の袋売りが並んでいた。

 重さはトントン、値段は若干ばら売りのほうが安い、という状況。ばら売りか袋売りかを決めるのは単純にコスパではない。小さいのがいっぱい入っていたのほうが何かと便利なのだ。と前日の反省事項を生かし、意気揚々と袋売りを買って帰った。

 

 が、なぜだ。なぜなのだ。サツマイモは大きい1本の方が良かったとのこと。

 

 とかく野菜選びは難しい。